檜枝岐歌舞伎 やるべぇや


福島県の山間に小さな村、檜枝岐村がある。そこには270年間村人だけで守られ続けられている檜枝岐歌舞伎がある。役者の高齢化に伴い、いま若い役者に伝えられようとしている。カメラは、村のなにげない暮らしの中に生きづく、伝統芸能の姿を追った。全国的に今担い手がいない地域の芸能、この村で見た感動的な伝承の姿は意外なものだった。2011年、東日本大震災の直後に完成したこの作品は、原発事故での大きなダメージを負った福島に一筋の光明となった。